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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-10-02 00:56:06)

パット(G)、ジョン(Vo、B)、トミー(Ds)のマクマナス3兄弟により結成されたアイルランドの母ちゃんっ子ことMAMA’S BOYSが、'82年に発表した2ndアルバムにして日本初見参作品。(その時の邦題は『若き電撃三銃士』でした)
本作収録曲のうち数曲は、後のワールドワイド・デビュー作『戦慄の王子』(’84年)でリメイクされましたが、増えたレコーディング予算でプロデューサーにはクリス・タンガリーディスを起用。音質の向上に加え、Keyによる薄化粧が施されたことで耳当たりの良い仕上がりとなったあちらに比べ、本作の音作りは荒々しく、サウンドもアレンジもソリッドかつシンプル(台所事情ゆえそうならざるを得なかったとも言えますが)。パットが刻む回転の速いGリフ、トミーのはっちゃけDs、ジョンの元気溌剌Voを伴って突っ走る④を筆頭に、トリオ編成を生かして前のめりに繰り出されるヘヴィ・ロックンロールは時節柄NWOBHMの香りが濃厚に漂ってきます。どちらにもそれぞれの良さがあることに疑いの余地はありませんが、中間部で炸裂するフィドル・ソロが聴く者の涙を搾り取るMAMA’S BOYS屈指の名曲⑤(邦題は“夢見る逃亡者”)に関しては、飾り気のなさゆえ哀愁がより一層ダイレクトに胸に迫る本作のバージョンに軍配が上がるんじゃないかと。そしてもう1曲、猛烈な泣きを発散する名バラード⑩(1st『OFFICIAL BOOTLEG』収録曲の再録)の存在もギラっと光っていることを付け加えさせて頂きますよ。
MAMA’S BOYSの初期作は未だ国内盤未CD化のままですので、そろそろリイシューに動くタイミングが来ているのではないでしょうか?



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